テロ容疑者の水責めは「人命を救った」と元CIA工作員
ニューヨーク(CNN) 米中央情報局(CIA)の元工作員ジョン・キリアク氏は11日、CNNの番組「アメリカン・モーニング」で、テロ容疑者の尋問で行われた「水責め」の方法を明らかにした。
キリアク氏は数年前、CIAの研修中に水責めを経験した。まず、尋問対象者を、足をやや上げた状態で机に固定する。取調官が対象者の顔をセロハンのようなもので覆い、頭部上方に掲げた水袋から口の部分に水を注いでいく。水が直接口に入ることはないものの、喉頭反射によって窒息するような感覚が生じる。同氏は身体が直ちに硬直する錯覚のため、数秒間しか耐えられなかった。
CIAによる水責めを受けたアルカイダ幹部アブ・ズベイダ容疑者は、キリアク氏よりやや長く耐えていたとされる。キリアク氏はズベイダ容疑者の尋問に関与したものの、水責めには立ち会わなかった。
CIAは、何週間も取り調べに協力せず、黙秘を貫いていたズベイダ容疑者の水責めを決めた。同容疑者は水責めを30─35秒受けた後、一転して情報提供に応じるようになった。米同時多発テロで犯行計画に携わったカリド・シーク・モハメド容疑者の逮捕につながった供述や、アルカイダの組織構造に関する情報もあった。
ズベイダ容疑者は水責めに携わった取調官に、アラーのお告げを聞いて「拘束された他の兄弟を楽にするため」協力姿勢に転じたと語ったとされる。
キリアク氏は、ズベイダ容疑者が水責めを受けて情報提供に応じた結果、テロ攻撃が阻止され人命が救われたとする一方、こうした尋問方法は拷問であり、使用するべきではないと現在は考えていることを明らかにした。同氏はまた、現在ズベイダ容疑者の尋問を記録したビデオテープを破棄した決定に同意しない姿勢を表明した。
キリアク氏は別のCNNの取材で、司法省と国家安全保障会議(NSC)が2002年6月、尋問方法の「選択肢」として水責めなどを承認したと述べた。同氏によると、この決定はホワイトハウスから通達されたという。
CNNより
容疑者も命はおしいんだよねっ。人間だものっ。・
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment