ねぎたま」初収穫 青ネギとタマネギ一つに
すさみ町周参見の農業関本誉見さん(77)が、青ネギとタマネギが一つになった「ねぎたま」を今年初めて本格栽培し、収穫を始めた。3月まで続く。飲食業者らの試食では「鍋や丼物に適している」と好評で、「町の特産品にしたい」と意気込んでいる。
ネギとタマネギの葉を間違えたというエピソードをヒントに、葉とタマネギの両方を食べられる種類がないかと探した。7年前から37種のタマネギを試験栽培して、昨年ようやく適している種を見つけた。今年は約20アールの畑で育てている。
青ネギ同様に調理できる葉は甘みがあって、くせがない上、食感に優れている。タマネギは葉に養分を与えるため、直径3センチ程度だが味は変わらないという。春先のみ出回る、葉タマネギもネギの様に調理できるが、冬に出荷する「ねぎたま」とは種類が違う。
昨年、試験栽培の「ねぎたま」を調理した田辺市の料理店は「鴨鍋に最適。生食にも使える」と出荷を心待ちにしている。ネギとタマネギの両方を使用する、すき焼きや丼物の試食も好評だった。
今年は2人の仲間も含めて計約25アールの栽培だが、関本さんは「農業者の高齢化はますます進む。果樹のように脚立の上での危険な作業もなく、高齢でも取り組みやすい。遊休農地対策にもなる」と生産者の輪が広がることを期待している。
田辺市の地方市場を通じ、地元や大阪方面に出荷する予定。田辺中央青果は「食べてもらえれば良さは分かる。どう売り出すかが鍵」と話している。
紀伊民報より
甘そうだねぇ。根も葉も食べれるじゃんっ。
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