Thursday, February 08, 2007

都心の銭湯

都心の銭湯、東京マラソンで“沸く” ランナー殺到で客足2倍
 東京のド真ん中。皇居周辺の銭湯が、思わぬ好景気に“熱く沸いて”いる。初開催となる「東京マラソン」を18日に控え、皇居を走る市民ランナーが増加。走った後で、汗を流しにひとっ風呂浴びる人が、客足を伸ばしているようだ。皇居に近い千代田区の銭湯では、客数が最大2倍に増えたところも出ている。  東京マラソンには9万5000人の一般応募から、抽選で3万人が出場する。  ≪1日100人≫  銭湯に異変が起きたのは、抽選が行われた昨年10月以降。「抽選結果が出てから、多い日だと以前の2倍、約100人が利用している」。そう話すのは、皇居西側の千代田区麹町で銭湯「バン・ドゥーシュ」を経営する橋富和子さん。  橋富さんの話だと、客の多くは、周辺の企業や官公庁で働くサラリーマン。特に官庁を中心に「ノー残業デー」が実施される水曜日に、多くのランナーらが殺到している。  東京マラソン出場を決めたランナーらが、仕事帰りに皇居周辺を走り、銭湯で汗を流しているようだ。  東京では、東京マラソンと開催時期が重なったことでランナー減が心配された「第41回青梅マラソン」(4日実施)にも、例年並みの1万6000人が参加している。「マラソンのすそ野が拡大し、それが銭湯好況の原因」ともみれる状況になっている。  1周約5キロの皇居内濠(うちぼり)周回は、適度の起伏があり、四季の変化も楽しめる。さらに、皇居や国会など日本の中枢施設を警備する警察官もいるため、安全も折り紙付き。  ≪設備拡張≫  バン・ドゥーシュでは、あまりに利用が増えたため、昨年末に拡張工事を実施。蛇口の数を約2倍の男湯15個、女湯13個に増やしたほどだ。入浴料は430円。どこまで資金回収できるか明確ではないが、橋富さんは「ランナーに喜んでもらえれば」と話す。  同じ現象は皇居北東にある神田神保町の銭湯「梅の湯」でも起きている。やはり昨秋以来、客数が最大2倍に増加。店を手伝う野崎伸二さんは「黒字幅は拡大した」と語る。  バン・ドゥーシュ、梅の湯ともに、周辺住民や自治体から、「ぜひ施設を維持して」という要望を受けて、存続している銭湯。住民も自宅に風呂を持つ人がほとんどで、都心のコミュニティーの拠点として、採算度外視で運営されてきたが、思わぬ客足増に関係者はびっくりだ。  野崎さんは、「市民ランナーが増え続ければありがたい」と、ランナーを意識した経営を考え始めている

フジサンケイビジネスアイより
 それに最近、温泉、スパ系ははやりだからね。

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