能登半島地震3か月…家屋再建進まず、仮設住宅に735人
能登半島地震
防風壁が設けられた石川県輪島市の仮設住宅(読売機から) 25日で3か月となった能登半島地震で、最も被害の大きかった石川県輪島市は、住宅全壊545棟など計1万4954棟(22日現在)の罹災(りさい)証明を発行し、被害認定のための手続きをほぼ終えた。しかし、住宅再建は進まず、補修工事が始まらずにブルーシートがかぶったままの家も目立つ。
同県内4市町の10地区に建てられた334戸の仮設住宅では、735人が不安を抱えながらの生活を続けている。
この地震では、被害が過疎高齢地域に集中。市などによると、被災者生活再建支援制度などを利用しても数百万円以上にのぼる再建費に対し、工面のメドが立たないと訴えるお年寄りらが多いという。補修工事では「地元の顔なじみに」という人が多く、十数人しかいない業者の順番待ちになっているケースも。雨漏りを気にしながら、破損した家に住み続ける人もいる。
2地区の仮設住宅にはケアハウスが併設され、ここを拠点に保健師が入居者の健康に気を配る。これまでに、不眠の訴えなど約360件の相談があり、県は「時間がたって問題が出てくることが予想される。長期戦を覚悟」としている。
輪島市門前町道下の仮設住宅に夫婦で暮らす上浜実さん(74)は25日、「暑くてやっていられないが、エアコンはつけられない。住宅再建のため無駄遣いはできないからね」と話し、玄関に直射日光を防ぐすだれをつけていた。
YOMIURIより
これから暑くなるから大変ですよねぇ。
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