松井秀 祖母の命日に3安打4打点
ホワイトソックス戦ダブルヘッダー第2試合の3回、先制となる2点二塁打を放つヤンキースの松井秀 Photo By 共同
【ヤンキース3-5ホワイトソックス、ヤンキース8-1ホワイトソックス】ヤンキースの松井秀喜外野手(32)が16日(日本時間17日)、ホワイトソックスとのダブルヘッダーに出場、2試合目に先制二塁打を含む3安打4打点の活躍で8―1勝利に導いた。3打数無安打に終わった1試合目は3―5で敗戦。連敗すればヤ軍移籍後最大タイの首位と9ゲーム差になる窮地を、ゴジラのバットが救った。 迷いなく振り切った。3回2死一、二塁、カウント0―3の先制機に、ベンチは当然「打て」のサインだ。ヤ軍入団同期生・コントレラスの外角球をとらえた松井の打球は中堅手の頭上を越えていった。 「よかった。2試合目は(チームに)粘り強さもあった」。ダブルヘッダー1試合目は自身も3打数無安打に終わり、3―5で惜敗。雨で開始が1時間15分遅れた2試合目も敗れれば首位レッドソックスとのゲーム差は9と開くところだった。03年に松井加入後も毎年地区優勝を飾ってきたが、経験した首位との最大ゲーム差が05年の9差。5月とはいえプレーオフ進出へ致命傷になりかねない。9回2死満塁にも中前2点打を放ち、今季最多の4打点&2度目の猛打賞。Aロッドが2試合で8打数無安打と沈黙する中、気を吐いた。 これでカウント0―3からは15打数8安打の打率・533、2本塁打、11打点と驚異的な勝負強さを誇る。並の打者なら「1球待て」のサインが出るところだが「僕の場合は打ての確率の方が高い。それで変なボールを打ったらもったいないけど、いい球を打てればそれでいい」。トーリ監督も「あいつは待てのサインを出さなくていい数少ない打者」と笑った。03年のワールドシリーズ第2戦、カウント0―3から日本人ワールドシリーズ第1号となる3ランを放つなど指揮官の信頼は絶対的なものだった。 この日は祖母・みよさんの命日にあたる三十七回忌。生まれる前に他界したが、少年時代からお悔やみ会に参列するなど、感謝の気持ちを忘れたことはない。母の日の3安打に続く、4打点の活躍は家族にとっても、チームにとっても“孝行息子”の松井らしかった。 <ホワイトソックス 1試合目は井口が活躍>ダブルヘッダー1試合目は井口が魅せた。8番・二塁で先発すると、5回に右中間二塁打を放ち勝ち越しのホームイン。6回には貴重な追加点となる左犠飛を放ち、5―3の勝利に貢献した。14日には4月に負傷した左手人さし指が亀裂骨折していたことが判明。完治はしていないが「野球選手として休むケガとは思っていない。やりながら治していきたい」。1―8で敗れた2試合目は欠場した。
スポニチより
活躍するのは最高っ。
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