Friday, May 25, 2007

中3生が乳児抱く

中3生が乳児抱く体験学習
 みなべ町の全中学校4校の3年生が、乳児健診の機会に、乳児を抱いたり、母親から話を聞いたりする体験学習をしている。生徒らは、慣れない手つきで赤ちゃんを抱いて命の重さを実感し、親の喜びや苦労を学んでいる。 旧南部川村で「思春期体験学習」として長年続けられてきた事業。中学生で体験し、今は親になっている人もいるほど長く続いている。合併を機に、昨年から町と町教委の事業として、全中学校が実施するようになった。 乳児の4カ月や10カ月の健診に合わせ、随時実施している。事前に、町の保健師が学校を訪れ、赤ちゃんの誕生をビデオで見たり、たばこの害を学んだり、人形で乳児の抱き方を実習したりする。 南部中学校では、クラス別に3回に分けて行っており、このほど、1クラス28人が体験した。 10カ月健診を受ける母子の協力を得て、服の着脱や体重の測定を手伝ったり、抱かせてもらったり、あやしたりした。リンゴや豆腐、かゆなど離乳食の試食もした。 母親には、子どもの名前の由来や愛称、親になった時の感想、どんな子に育ってほしいかなどを聞いた。 体験後、自身が乳児と触れてどう感じたか、どんな親になりたいかなどをまとめた。 湯川諒君(15)は「赤ちゃんは重たくて、落としてしまいそうで緊張した。どうやってあやすかなど、赤ちゃんとコミュニケーションをとるのが難しかった」と話した。

紀伊民報より

 赤ちゃんを抱くことで、きっと人間についての考え方とか変わると思うなぁ。

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